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なぜ、私たちは水素に取り組むのか

脱炭素と産業成長を両立するためには、
“使えるエネルギー”としての水素を、
もっと身近で、もっと現実的なものにしていく必要があります。

OKUMA TECHは2021年、原子力事故の被害を受けた
福島県大熊町で産声を上げました。

創業当初は産業用ドローンの研究開発からスタートしました。
しかし長距離・重量輸送に対応する水素燃料電池ドローンの
開発を進める中で、私たちはひとつの現実に気づきました。
水素を社会に実装するためには、高価な大型インフラに依存せず、
地域の中で水素を「つくり」「はこび」「つかう」ことができる、
小規模で分散した仕組みが不可欠だということです。

その解決策として私たちが注目したのが、粉体水素技術です。
常温・常圧で扱えるこの革新的なキャリアは、
高圧ガスや液化水素が抱える保管・輸送の課題を根本から変え、
水素をより身近なエネルギーへと進化させる可能性を持っています。

地域の再生可能エネルギーを活かして水素をつくり、
農機・建機・船舶といった、これまで水素を使えなかった
モビリティ領域へ届ける。その先に、200兆円規模の
エネルギー市場を変える挑戦があると私たちは考えています。

大熊から始まるこの挑戦を、福島県・大熊町・
エネルギーエージェンシーふくしまをはじめとする
多くのパートナーと共に進めてまいります。

OKUMA TECH 代表

復興の地から、次世代水素産業へ

OKUMA TECHは、福島・大熊の復興と新産業創造の流れの中から生まれました。
水素関連技術の研究開発、実証、製品化を積み重ねながら、
次世代水素産業の実装に向けて歩みを進めています。

2021年

OKUMA DRONE株式会社として福島県大熊町に創業

原子力事故の影響を受けた大熊町から、復興と新産業創造を担う企業として出発。産業用ドローンの研究開発を起点に、エネルギー技術の探求をはじめる。

2023年

福島県実用化補助事業に採択 / 水素燃料電池ドローンの開発に着手

長距離・重量輸送の壁を突破するエネルギー源として水素燃料電池に着目。福島県の補助を受け、次世代ドローンの開発を本格的に始動した。

2024年

積載量40kgの水素燃料電池ドローン開発に成功

バッテリー機では実現できなかった積載量40kgを達成。長時間・長距離・大重量という3つの壁を同時に突破し、産業用ドローンの新たな可能性を切り開いた。

2024年

可搬式燃料電池発電装置の開発を開始 / 独自セルスタックの研究開発開始

高額レアメタルを使わない独自セルスタックの開発に挑戦。コスト構造から問い直すことで、燃料電池技術の産業実装を加速する新たな道筋を開拓しはじめた。

2025年

新触媒研究開発が本格始動(粉体水素事業の中核技術)

常温・常圧で扱える粉体水素の実現を目指し、加水分解を可能にする独自触媒の研究が本格化。次世代水素インフラの中核を担う技術として、集中投資を開始した。

2025年

福島県と「小さな水素社会構築ワーキンググループ」を設立 / 30組織以上が参画

自治体・企業・研究機関30組織以上が賛同し、産学官が一体となった推進体制が整う。構想を絵に描いた餅で終わらせない、実装に向けた具体的な場が生まれた。

2025年

J-Startup TOHOKU 選定

東北地域を代表するスタートアップとして経済産業省・東北経済産業局に認定。グローバルベンチャーへの成長を加速させるための支援とネットワークを獲得した。

2025年

OKUMA TECH株式会社に社名変更

ドローン専業から水素エネルギー技術の総合開発企業へ。世界市場を見据えた新たなフェーズへの移行を、社名に込めた。

今後

大熊町中央産業拠点において量産工場の整備を推進

研究・開発から製造・供給へ。大熊町に建設中の工場は、燃料電池アセンブリの量産と粉体水素技術の社会実装を担う、OKUMA TECHの挑戦の本拠地となる。

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